えびさん備忘録

A.B.C-Zの備忘録を作るつもりで始めたブログです。Kis-My-Ft2と田島将吾くん(Jr.時代)も。最近は高橋優斗くんとHiHi JETにも。手元の資料が増え始めたので索引的にまとめました。(まとめる予定でした。)

彼らを好きになったわけ~橋本良亮~

A.B.C-Zを好きになったわけ。
それはやっぱり全員が全員とても魅力的だから。

1人目に書いた戸塚さんの文章がやっと自分の中で納得できるものになったので、そろそろ2人目も載せたいと思います。
(こちらも戸塚さんの文章同様、公開後にも追記・修正するかもしれません。)

 

では、2人目橋本良亮さん!

彼に対しては、口を開けば「かっこいい!」「かわいい!」もしくは「この子いい子だねぇ」
思えば、橋本くんの魅力を深く考えたことがなかったのでどんな文章になるのか自分でも分からなかったのだが、思わぬ方にぶっ飛んだ文章になってしまった。

 

彼はまっすぐでストイック、どこまでも素直。こんな言い方をするとなんてできた子なんだと思うが、意外とそうでもない。
言い換えれば素直すぎて全部顔に出ちゃうし、間違った方向にも真っ直ぐに突き進む。かと思えば突然壁にぶち当たって不安定になるんだけど、すぐに戻ったりして。
でもそこがまた良い。
「母性本能をくすぐる」という言葉は彼のためにあるのではなかろうか。いろんな人が彼のことをしきりに構うし、年上なのに思わず「はしちゃん」とか「橋本くん」って呼びたくなるような愛らしさがある。彼は見てて本当に飽きない。

 

まっすぐで素直。一見、反対に位置するような言葉が並んでいるが、あくまでも「まっすぐ」が優先されるのも、彼の可愛いところである。自分にも素直なのだ。
自分がこう!と決めてしまうと周りの話はなかなか聞けなくなってしまう。
その分、自分を追い込むことには非常に長けている。

それは見えない何かが彼の中には存在しているようにも見える。彼の中に他の人間が住んでいるんじゃないかと思うくらい、誰かに承認されたくて頑張っている気がする。その誰かは他でもなく橋本良亮だとは思うのだけど。

私の場合は、だからこそ思わず「橋本くんはそのままでいいんだよ」って言いたくなる。
人の意見を全く聞かずにただ突っ走っているだけなら構う人はいないと思う。何かに憑りつかれたかのように必死になっているから、つい「他にもちゃんと橋本くんのことを見ている人がいるよ」ということを伝えたくなってしまう。
戸塚さんとはまた違った意味で人を引き寄せる力を持っていると思う。

 

承認されなくてモヤモヤするのは自分自身に対してだけではないらしく、それもまた彼のエンジンを過熱させるらしい。

発売したばかりの雑誌だが、引用させてもらうと 

ステージに立つ以上は、自分もないバラ*1がそこに見えるような存在でありたい。だからお客さんがよそ見してると悔しいんですよ。俺は今、バラ背負ってやってるんだ、こっち見ろよって思ってます(笑)

ダ・ヴィンチ 2016年4月号

 

恐らくソロ魂やソロで歌っているときの話。
多くの人に愛されているからこそできる発言だと思う。
裏を返せば、ほとんどの人が橋本くんを見ているということだから。よそ見をしている人が多ければ、そもそも公の場でこんな発言は思っていたとしてもできないと思う。

それも踏まえてこういう言葉を口に出せる橋本くんはとてもかっこいい。A.B.C-Zのセンターを張っているだけある。こういう精神が今の橋本良亮を作り上げたのだと思うからずっとこのままでいてほしい。

 

でも同時に、固執するあまり自分が本当に欲しいものを見失わないでほしいなぁとも思う。
口に出しているから今のところは悩みというよりは原動力につながっているのだと思うけど。
ハシという名前、歌うたいである、という点だけじゃなく、橋本くんはコインロッカー・ベイビーズ*2のハシとよく似ていると思う。いろんな解釈があると思うけど、私はハシは自分が本当に欲しいものには気付くことができなかったと思う。
この小説を読んでいたら、途中からハシと橋本くんが重なってしまい、何度もハシと橋本くんは違うんだ、と自分に言い聞かせながら読んだ。心配になるのはそのせいもあるのかもしれない。

 

こんな極端な例に限らず、もともと橋本くんは人から承認されることを好んでいるような気がする。
会話のキャッチボールならぬ愛のキャッチボール。いつも優しく受け取りやすい愛を投げかけてくれる。
彼の愛からは全く作為的なものを感じない。でもその分愛されたいと思っているようにもみえる。
橋本くんはファンからの愛を楽しみにしていると思う。ファンにレスポンスをするときの彼は本当に幸せそうな顔をする。愛し愛される橋本くんは本当にかわいい。

 

メンバーから愛される橋本くんもこれまた非常に微笑ましい。

その特徴的な出来事としてまず思い浮かぶのは『A.B.C-Z 2013 Twinkle×2 Star Tour』に収録されているMCタイムだ。
始まりは河合さんが手を振ったらファンの子の周辺にいた子から「はっしー!」という声が飛んできたという、たった今起きた出来事をMC中にネタにしたことから始まる。
それを聞いたはっしーがその方向へ優しく微笑みながら手を振る。
それを見て「うちの王子様ですからね」と言う河合さんに「そうだよ~」と続く五関さん。

橋「……だっつーの」
河「え?」
橋「みんな王子様だっつーの」

なんて素敵なグループだろう。

そもそもこの状況は酸っぱい。
河合さんの状況はいうなれば、バレンタインデーに女の子からチョコレートをもらえたと思ったら「橋本くんに渡してもらえますか……?」って言われちゃった男子学生である。(もっとも河合さんもモテるわけだが。)
そして、目の前で照れながら受け取る橋本くんを見せられているのである。
そこで「うちの王子様ですからね」と言う河合さん。
酸っぱい。私が近くにいたら「義理だよ」って言いながらも河合さんにチョコいっぱいあげちゃう。

でも「そうだよ~」と続く五関さん。これにより河合くんの言葉の意味合いが変わってくる。
初めて見たとき、河合さんは橋本くんを茶化したのだと思った。
しかし五関さんからこの言葉が出てきたことを考えると、五関さんはこの河合さんの発言を字面の意味のまま受け取ったことになる。(きっと五関さん自身は無自覚で反射的に言ったのだと思うけど。)
つまり、五関さんの中では、河合さんは橋本くんのことを王子様のような存在として見ていると思っていて、五関さん自身も橋本くんのことを王子様のような存在として見ているということになる。

この場合の王子様とは「みんなに愛されるはっしー」な意味合いが強いのだろうけど、王子様に歯がゆさを感じないこの3人、最高にかっこいいではないか!
「郁人は茶化そうと思って言ったわけではない」と五関さんに判断させたことから、河合さんの隠されたアイドル性が垣間見えるし、橋本くんがお兄ちゃんズから大事にされているのもよく分かる。
これだけでも最高に萌えるエピソードだが、それだけで終わらないのが橋本くんである。

「みんな王子様だっつーの」
照れてうつむきながらも、ちゃんとお兄ちゃんズに伝える橋本くんのかわいさったら、この世のものではない。
王子様って言われて素直に嬉しかったんだと思う。
とはいえ、当時19歳の男が返せる一言じゃないですよ、これは。
どこでこんな素直さを覚えたのだろうか。やや乱暴な言葉づかいが彼の本気の言葉だということを感じさせる。
橋本くんは本当に素敵なグループの、素敵な役目を担っていると思う。

 

素直さゆえの行動といえば、危なっかしい発言もなかなか多い。誤解を招かず引用する自信がないので、それは控えるが、「え、そんなこと思っていたの!?」みたいな。彼の中ではその後に話すことが本当に言いたいことで、あまり気にせず発しちゃうんだと思うが、何度か結構な衝撃を受けさせてもらっている。
そんなことを気にする余裕もないような、彼が「話したかったこと」は、その大半が彼自身が感銘を受けた話や嬉しかった話。その前に失言していることもあって、心から思っているんだな、ということがよく伝わってくる。それを嬉々として話す橋本くんがとてもかわいい。その状況は反対に微笑ましくなってしまうのだ。
これも橋本くんの魅力じゃないかなと思う。

 

ここまで長々と書いたけど、やはり歌っているときの橋本くんが一番好きだ。好きなことをやっている橋本くん、というべきか。
「歌で何かを表現したい、伝えたい」とかそういったツールとして歌を見ているのではなく、本当に歌うこと、それ自体が好きなんだろうな、という感じ。私自身、橋本くんのことをほとんど知らないから実際は分からないのだけども。
だから橋本くんの歌う姿を見ているといつも気持ちが温かくなる。疲れているときに橋本くんの歌を聴くと元気になれる。

そういうところがコインロッカー・ベイビーズのハシとの決定的な違いだと思っている。
だから舞台でハシ役をどう演じあげるのか本当に気になってならない。勝手に橋本くんの転機になる舞台になるんじゃないかなと思っている。
まだチケットは手元にないけども、この舞台だけはどうにかして観にいきたいと思う。
原作に惚れ込んだというのもあるけども、それだけでなく、橋本くんがこのハシという役をどのように表現するのかも非常に気になる。

 

橋本くんが大好きです!

 

*1:KinKi Kids堂本光一さんはどんなに面白い話をしてもステージ上に立つと周りにバラが見えるという話から。

*2:2016年6月、橋本くんがハシ役での出演を予定している。 新装版 コインロッカー・ベイビーズ (講談社文庫)